YOSHIMO
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Resend Forward

Resend のローンチウィークについてです。

yoshimo
11 April, 2025

はじめに

みなさんお久しぶりです!Web エンジニアの yoshimo(nakamoto)です。
今回は先月のローンチウィークで発表された Resend の新機能を共有します。

new.email Public Launch

まず new.email という AI サービスを使って Resend のメールを作れるようになりました。new.email(https://new.email/)に行って、プロンプトを入力するとそれに沿って Email を作成してくれるし、プレビューのみならず、コードも出してくれます。コードは React component で作成されますが、HTML や Plain text にも変換できます。Resend は React component に対応してますが、別のメール SaaS を使ってて React component に対応してないときもこちらのサービスを使用できます。

さらに Send test emails という機能もあり、サイトの右上にある「Send」ボタンから指定のメアドにメールを送れます。Share your templates という機能もあって、いいテンプレートが出来上がればそれを他の人にも共有できます。また、モバイルのテンプレートも確認できます。Gmail, Apple Mail, Outlook などの様々なメールクライアントとのメールに互換性があるため、そちらも心配不要です。

Multiple Teams

1アカウントで複数のチームに所属できるようになりました。

Broadcasts API

Resend は元々ブロードキャストメールに対応してて、それを API で利用できるようになりました。プログラミングに組み込むことも容易になって、何らかのイベントをトリガーにして大量のメールを送ったりできます。例えば、障害が起きて一定時間復旧できないとき、その旨のメールを送れます。

Multiplayer Editor

Resend は管理画面からメールの見た目とかを管理できますが、それを Figma みたいに複数人で同時に編集できるようになりました。内部的には Liveblocks が使われてます。

React Email 4.0

まず React Email というのは Resend が持ってる React でメールの見た目とかを作れる OSS です。それにリンターなど諸々追加されました。リンターを使ったら、電子メール内のリンクが全て有効かどうかを確認できます。さらに、画像がちゃんと読み込まれてるかも確認できて、画像が 1MB 以下で最適化されてるかと alt テキストが含まれてるかも確認できます。

また、メールがメールクライアントによってはスパムメール扱いされないかどうかも確認できます。それは内部的に SpamAssassin が使われてて、それによってどの位のユーザーに配信可能性があるかを点数で表してくれます。

互換性チェッカーというのもあり、メールクライアントによっては HTML、CSS の記法がサポートされてなかったりするため、その記法がサポートされてるのかどうかを検知してくれます。内部的には Can I Email が使われてて、リンター・スパムスコア・互換性チェッカーのいずれもボタン一つをぽちっとしたら自動でチェックしてくれるため、とても便利です。

参照

https://resend.com/forward